先日の駿河湾沖を震源とする震度6弱の地震と台風9号のシナジー効果で、
日本の大動脈である東名高速枚之原近辺の高速道路が破壊された。
復旧工事が急ピッチで行われているが、道路の下の土砂が地滑りで崩落しているため、
土盛り・基礎工事からやり直しとなり、今現在東名高速道路は
「静岡ー菊川」間で上下線とも通行止めの状態!
目的地は浜松だが、とりあえず今夜のところは静岡まで走り、
そこで一泊して復旧を待つという多分に他力本願な予定で出発した。
ということで、退社後、予約の歯医者に行って、夕食もそこそこに出発した。


20:25拙宅出発、カーナビには静岡のホテルを目的地に入力する、
全行程136km、到着予想時間22:25 丁度2時間の予定である!
東名高速は途中、大きな混雑もなくスムーズに流れ、予定通り静岡ICで強制的に下ろされた。
静岡ICを出たのが22:07 ほぼ予定通り!
ホテルのチェックインはここから約10分程走った。


㊧ホテルの窓からの夜景(静岡駅方向) ㊨同じアングルで翌朝の撮影
ホテルの朝食を済ませ、朝一番で駿府城公園を見学する。
早朝から結構ムシムシ! 車は有料駐車場へ!!
【駿府城跡】7:50a.m.
駿府城跡は基本的には、公園と公官庁になっており、あちこち埋め立てられたりして、本丸や天守は跡形もない。
この写真の「巽櫓」「東御門」「中堀」(普通の城郭でいう所の内堀に相当する、
ここは城郭の中に更に本丸堀という内堀があったので、ここを中堀と称す)や石垣が現存している。

【徳川家康像】(左手には鷹)

【家康公お手植えの「みかん」の木】
徳川御三家のひとつ、紀州徳川家から贈られたもので、
静岡がミカンの産地になったのはこれ以降とのこと!
城郭を見ると石垣に刻印を探すのが習慣になってしまった!
ここでも見つけた、二つ縦に並んであった。
㊤:三の丸囲み ㊥:カネ田 ㊦:ハト?


今は完全に埋め立てられた内堀(本丸堀)だが、二か所だけ発掘されている。
ここは、そのうちのひとつで、左写真の奥の枡形が内堀の一部、手前に向かってくる水路が、
右の写真につながってジグザグに中堀(二の丸堀)につながっている。
よく見ると、内堀と水路の深さは異なり、内堀の水位が2mを超えると、
水路に水が流れ込むようになっており、内堀と中堀の水位調節の役割を担っていたようだ!
水路自体が細く、またジグザグになっているのは、外敵の侵入から城内の防御を考慮したものと思われる。
【駿府城下町の図】
【浅間神社(富士新宮の浅間大社からの分祀)】

駿府城跡を後に「東海の日光(東照宮)」と呼ばれる、浅間神社を訪れた。 9:10a.m.
㊧:左甚五郎作の神馬 ㊨:本殿の彩色を施された肘木、欄間 ㊨:人が前に来ると流れ出すご神水

本殿側から見て右近の橘、左近の桜
浅間神社を後に、東海道丸子宿を目指し、西へ進む! 途中、安倍川を渡るがそこで暫しの休憩!
【安倍川もち せきべや さん】10:18a.m.

㊧:明治時代のせきべやさん ㊨:今のせきべやさん


安倍川もちいろいろ 土産に1,200円の小箱を購入!
【吐月峰柴屋寺(とげっぽうさいおくじ)】10:36a.m.

一路、東海道丸子の宿へ、「連歌」と「月の名勝」の
天柱山 吐月峰 柴屋寺を訪ねた。
一人300円払うと庭園と宝物の説明をしてくれる!
【借景に徹した寺の庭】
基本的には京都銀閣寺の庭園を模したといわれているが、規模はかなり小さい。
左端:岩を北斗七星に見立てて、配置した池、池に月が映ると宇宙が見えるらしい。
左から2枚目:三門
真中:寺の裏庭の竹林(京都嵯峨野から移植?)、東側になるので竹林から月が出るらしい。
右から2枚目:丸子富士
右端:茶室
【名物とろろ汁の丁子(ちょうじ)屋さん】
11:10a.m. 入店


安藤広重の東海道五十三次の丸子の宿に登場する、丁子屋さんの前身
「名物 とろろ汁」の立看板が掛けられている。

「本陣」:とろろ汁・麦入りご飯・味噌汁・お新香・むかご揚げ団子・サラダ・小鉢・フルーツ
を二人前+揚げとろ一人前で締めて4,850円でした! ごちそうさまでした!!
11:50a.m. 勘定を済ませ、浜松に向けて先ずは静岡ICを目指す!!!
今朝のニュースによると、東名高速は下り線が夜中の零時頃復旧したとのこと、
我らの前に道は開けた! ガスペダルを踏みこめ!! さすれば進まん!!!
左二枚:牧之原の崩落修復工事の場所通過(12:30p.m.頃)
移動式クレーンや土石運搬のダンプが写っている。
右から二枚目:目的地の浜松ICに到着(12:50p.m.頃)
右端:渋滞覚悟だったが、予想に反してがらがらだった東名高速(静岡ー浜松間)。
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