4年前にもなるが、海老名の庚申塔を探し始めた最初の訪問でいきなり
見つからなかった2基の庚申塔が見つかったとの情報を得たので早速行ってみた。
当時のページ→海老名の庚申塔探しーⅠ(2013.11/9)
右上ポイントが4年前に資料をもとに探した場所で左下のポイントが
今回発見された場所(海老名市大谷南2丁目3)。
道のりで4km以上移動したことになります。
いよいよ目的地です。
鳥居と祠があるちょっとした道路際のスペースに塞ノ神や
馬頭観世音碑と一緒に雑然と置かれていました。
資料#54 文字庚申塔
塔は異体字で土偏に合の下に田
㊨:萬延紀元庚申歳冬霜月(万延元(1860)年庚申の年冬11月)
㊧:天下昇平 五宝皆熟
異体字や草書体を使うのが好きな石工または依頼主によるものだろう。
全体的に資料の作られた20年前と大きくは変わらない外観と思うので、
移動後はある程度大切に保管されていた可能性がある。
資料#53 青面金剛像の庚申塔
6手合掌青面金剛像 三猿(一匹は剥離?)
㊨:享保五(1720庚)子三月日 柏ヶ谷村 同行拾二人
㊧:庚申供養 左大山道
こちらの外観は、資料の写真に比べ剥離が少し進んでいる。
ともかく同じ市内にあってよかった。
しかし誰がどういう目的で4-5kmも離れた場所に移動させたのでしょうか?
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