少し間が開いたが海老名市の庚申塔探し-2を行った。
相模三川公園近くの#40から初めて#38,36,35,37と下って
厚木駅近くの#32,33で打ち止めと軽い予定にした。
三川公園から鳩川上流側の土手道沿いに石造がいくつか寄せられている。
#40 庚申墳と彫られている。
㊧文政二(1819)年己卯八月吉日 村講中 ㊨相刕海老名上郷村
台座:不しのや道 大山 いゝ山道 長田幸七他
山王三柱神社 この社殿内にあるそうだ。
#38 文字塔 3猿と資料にはあるが、もっと下の方に3猿が彫られているらしく
この角度からは見えない。文字も殆ど読めない。
資料によると「山王権現」と書いているらしい。
延宝八庚申(1680)年十一月吉
河原口まで歩いて#36,35を見つけた。双体道祖神や道標も一緒だ!
#36 日輪月輪の下に「庚申墳」とある。
「墳」は今日2回目だが、今までで初めて見たような気がする。
相州高座郡川原口邑 催主中野源 邑講
寛政六(1794)年歳次寅秋八月日 石工信州 高遠産秋山甚四
松尾大明神(「続日本石仏事典」に「京都市右京区嵐山北松尾の松尾大社は
酒造の神として知られ、全国各地に造立されている松尾大明神は、
それぞれの地域社会で、酒造関係者が造立された遺品が多い。」とある。)
#35 庚申塔
㊨明和八辛卯(1771)年村中成田宇 世人 山田
㊧右 大 山 い 山 道
少し南下した海老名資料館を過ぎた辺りの道路際
#37 庚申塔 資料写真より表面剥離が進んでいる。
庚申塔 台座 講中
㊨此方 ふじ沢道 万延元(1860)庚申仲秋河原口村
(資料でも剥離していて読めずに他の資料参照結果)
㊧ 右 大山 此方 江戸 道
#32,33を探して厚木駅の南側まで来ると資料より一塔多いではないか?
資料の発行が平成八年で真中の真新しい庚申塔の造立は平成十六年。
資料にある訳がない、資料より新しい塔を見つけたのは初めて…?
手前の献花台には「大願成就」
#32 雲間の富士山の前に○に嶌 庚申塔(庚が変字)
㊨ 万延元(1860)庚申 此方 ふち沢道
㊧ 此方 かな川ミち
#33 庚申塔 三猿
㊨ 大正六(1917)年五月建之
㊧ 中新田
資料にも載っていない真新しい庚申塔 リアル三猿
㊨ 平成十六(2004)年十一月吉日再建
㊧ 庚申塔講中
人の手の入った三川公園はきれいに整備されています。
横須賀水道が相模川を渡っている水道橋
センダンは双葉より芳しのセンダンの実が冬の青空に映えていました。
歩数は16,498でした!
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