読者のみなさんは東戸塚という駅をどのくらいご存じか?
聞いたことない! 聞いたことあるけど降りたことない!という方が大半ではなかろうか?
それもそのはずで1980年にできたばかりの新興JR駅である。
といっても、既に32年経っている訳だが100年も先輩の
新橋駅や上野駅に比べれば、まだまだ若い駅である。
と言っているオイラも今まで降りたことのない駅であり、本日初めて訪れた。
元ネタは大畠さんの石仏地図である。
大畠さんのホームページはいつの頃からか開けなくなった。
大畠さんにお頼りして、CDをもらっておいて本当に良かった!
では、どういう計画か? 以下が大畠さんの地図である。
この地図、一見シンプルで分かりやすそうだが、実際トレースしてみると余りにも
目印がなくデフォルメされており、辿るのは土地勘がなければ難しいのである。
そこで、いつも事前にGoogleMap等の正確な町図と突き合わせて、
両方持っていくことにしている。
それで、実際に歩いたGPSのlogは以下の通り。
一応、「北天院」「熊野神社」「歌舞伎道祖神」「大神宮」のポイントは押さえている。
東戸塚駅西口バスロータリー 9:48a.m.
バスが次々にピストン輸送して長蛇の列の人々が次々と乗り込んでいく。
ここから程近い横浜カントリーで開催されている
日本女子オープン選手権のギャラリー達である。
老舗の戸塚カントリーと隣り合わせにあるゴルフ場である。
しかし、この駅前は凄い、高層マンションや巨大な商業施設が立ち並んでいたかと思えば
5分と歩かない内に、牛舎が現れ、農業用水が流れ、田畑が拡がるのだ。
このギャップに驚かされるとともに、駅ができて歴史が浅いことに思い当った。
何せ、オイラ達の年代ではつい最近の出来事である
「横須賀線が東海道線の線路を借用していて営業していたが、
専用の線路を持つようになった時」に分線化してできた駅なのである。
ということで、最初の目的地北天院に牛舎を見ているうちに到着した。10:00a.m.
門前に立派な境内案内図と由緒があった。
大畠さん資料によると山門に向かう石段の途中の踊り場の所に寄せてあるらしい。
ありました!この一群ですね!
きれいに花が活けられていて、掃除も行き届いており気持ちが良いですね。
大畠さん曰く、この双体道祖神が有名で、本来の姿だそうである。
つまり、性別不明の同じ大きさの僧体を二つ並べていたのが、
いつの間にか男女雛に見立てたように変わってきたということです。
また、この線香立てには「おゝやま」と刻まれている。大山道の道標でもあったらしい。
これは、かなり不鮮明であるが「馬に乗った三面の馬頭観音」だろうということである。
邪鬼を踏む6手合掌の青面金剛像の庚申塔 造立年代不詳
個人的にはこの小首を傾げた地蔵菩薩?子を抱いているので水子菩薩?
よく分からないが愛嬌があって気に入った。
これが北天院の山門内。リスが駆け回る閑静な山寺の様子である。 10:07a.m.